日中の喧騒を避けるため、早朝の鎌倉を訪れる人々が急増している現象も見逃せません。いわゆる「早朝観光(アーリーバード)」の潮流です。
午前6時を回る頃、駅から徒歩数分の路地裏にある古民家を改装したカフェの暖簾がくぐられます。釜揚げしらすをふんだんに使った朝定食や、焼きたての自家製パンとハンドドリップコーヒーを提供する店には、近隣のサーファーや地元住民、そして知る人ぞ知る観光客が緩やかに混ざり合います。日中の賑やかさとは打って変わった静寂のなかで味わう朝の空気感は、早起きをした者だけが得られる至福の報酬です。