週末や祝日になると、参道は多くの参拝客や観光客でごった返す。柴又の風情を心ゆくまで満喫するためには、時間帯の選び方が決定打となる。
最もおすすめしたいのは、午前9時から10時台の早い時間帯だ。開店準備を始める店の活気と、まだ人影がまばらな石畳の静けさを同時に味わうことができる。まず柴又帝釈天(題経寺)で静かに朝の参拝を済ませ、10時を回った頃に開店直後の店でできたての団子を味わうのが、地元通が推奨する黄金ルートだ。
また、多くの観光客が引き揚げる夕方16時以降も穴場の時間帯といえる。夕暮れ時の西日が木造店舗の格子戸を茜色に染め、提灯に灯りが灯る頃、参道は日中とはまったく異なる幻想的な表情を見せる。混雑を避けて時間帯を少しずらすだけで、柴又散策の満足度は劇的に跳ね上がるはずだ。