市街中心部、ハン川の西側に位置する「ハン市場(Han Market)」は、ダナン観光の代名詞的スポットです。2階建ての吹き抜け構造を持つ館内には、1階に生鮮食品や乾物、2階にアオザイやサンダル、ダナンのかわいい雑貨を扱う個人ブースが所狭しとひしめき合っています。
多くの日本人旅行者が直面するのが、値札のないローカル商取引です。現地売り子の第一声は、外国人観光客向けに高めの価格が提示されるのが通例となっています。SNSや口コミサイトの体験談を精査すると、「最初の言い値の約30〜40%を割り引いたライン」が現地での適正なハン市場のお土産相場であることが裏付けられています。例えば、観光客に人気の刺繍巾着やプラカゴバッグは、当初30万ドン(約1,800円)と言われても、笑顔で複数購入を提案しながら交渉を進めることで、最終的に18万〜20万ドン(約1,100〜1,200円)程度に着地します。
ただし、無理な買い叩きや威圧的な態度はトラブルの元です。電卓の画面を互いに打ち合いながら駆け引きを楽しむのが東南アジアの流儀。1着3,000円前後で当日中に仕立ててくれるオーダーメイドアオザイや、ベトナム特有の細やかな手刺繍が入ったコースターなどは、市場ならではの熱気とともに手に入れる醍醐味があります。