郁文館高校の真価を測る上で見逃せないのが進学実績の推移です。かつては中堅私立大への進学がボリュームゾーンでしたが、近年は東大特進カリキュラムや放課後講習「ステップアップ学習」、提携予備校システムなどの導入により、上位層の進路実績が顕著に伸びています。
公表されている公式進路データによると、東京大学をはじめとする難関国立大学への合格者をコンスタントに輩出しているほか、早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大といった最難関私立大、さらには明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大のGMARCH合格者数は合計で200〜300件規模に達しています。
ここで特筆すべきは、郁文館高校の合格実績が「浪人生頼み」ではなく現役合格率の高さを重視した設計になっている点です。学校完結型の受験指導体制が敷かれており、高額な大手予備校に通わずに学校の自習室や教員の個別指導のみで難関大を突破する生徒が一定割合を占めています。
一方で、進学クラスにおいては指定校推薦や総合型選抜(旧AO入試)を利用する割合が高く、生徒それぞれの学力と適性に応じた出口戦略が採られています。郁文館グローバル高校からは、海外協定大学や国際教養系学部への進学が目立つなど、学園全体で多彩な進路ルートが確立されています。