業務スーパーやコストコなどで流通する1kg入りの大容量冷凍エビ(バナメイエビやブラックタイガー)は、コストパフォーマンスに優れる一方で、保存と小分けの扱いを誤ると一気に劣化が進みます。
大容量冷凍エビの表面には、乾燥と酸化を防ぐために「グレーズ」と呼ばれる薄い氷のコーティングが施されています。袋ごと室温に放置するとこのグレーズが溶け出し、再凍結時にエビ同士が巨大な氷塊となって癒着してしまいます。必要な分だけを取り出す際は、袋の上から軽く叩いてほぐすか、清潔なスプーン等で素早く取り出し、残りは即座に冷凍庫へ戻すことが鉄則です。
また、解凍後の賞味期限は冷蔵保存で「当日〜最長翌日中」が限界です。エビは自己消化酵素の働きが強く、解凍した瞬間から鮮度低下とアミノ酸の分解が急速に進行します。一度解凍したエビの再冷凍は、細胞破壊による品質劣化と食中毒リスクを高めるため厳禁と心得ておきましょう。