スラムダンク沢北栄治の現在と渡米の真相|最強エースが流した涙の理由

スラムダンク沢北栄治の現在と渡米の真相|最強エースが流した涙の理由

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ファンの間で長年熱心に議論されてきたテーマの一つが、「沢北栄治の実在モデル選手は誰なのか」という謎です。インターネット上では複数のNBAレジェンドの名が挙げられていますが、最も有力視されているのが、1990年代のNBAを席巻したアンファニー・“ペニー”・ハーダウェイ(Anfernee Hardaway)です。

1990年代半ば、オーランド・マジックでシャキール・オニールとともに一世を風靡したペニーは、201cmの長身でありながらポイントガードを務め、流れるようなペネトレーション、高い跳躍からのダンク、そして華麗なパスセンスを兼ね備えたスーパースターでした。沢北のしなやかな身のこなしや、天性のバスケットボールIQ、そしてどこか涼しげなスター性はペニーのプレイスタイルと強く共鳴しています。

一方で、マイケル・ジョーダンを彷彿とさせるダブルクラッチや空中姿勢、あるいは卓越したスコアリング能力からジョーダンの要素が多分に注ぎ込まれているという指摘も根強く存在します。井上雄彦氏自身は特定の1人の選手を完全トレースしたとは公言しておらず、ペニーやジョーダンといった当時の最高峰のガード/フォワード陣のハイライトプレイを昇華させ、漫画表現の極限として生み出されたのが沢北栄治という存在であると捉えるのが自然です。

また、沢北が着用しているバッシュ(バスケットボールシューズ)へのこだわりも見逃せません。彼が作中で履き続けているのは、アシックスの名作「ファブレ ポイントゲッター(FABRE POINTGETTER)」です。日本の最高峰プレイヤーが、あえてNBAのハイテクスニーカーではなく、極上のカンガルーレザーを用いた国産最高峰のクラシックシューズを愛用しているという設定は、沢北の求道者的な一面を象徴するディテールとして現在もマニアの間で高く評価されています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。