設備屋とは?「やめとけ」の真相・仕事内容や年収の現実をプロが徹底解説

設備屋とは?「やめとけ」の真相・仕事内容や年収の現実をプロが徹底解説

設備屋とは?「やめとけ」の真相・仕事内容や年収の現実をプロが徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

過酷な環境である一方、生活に不可欠な専門インフラを担うため、景気変動に左右されにくい安定性と実力に応じたリターンが存在します。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」および業界団体ヒアリングをもとに算出した、設備屋の平均年収と独立時の収益モデルを以下の表にまとめました。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価未経験・見習い期(1〜3年目)年収 280万〜350万円
(月給 20万〜25万円程度)建設業全体の初任給水準と同等下積み期間。道具や材料の名前を覚え、職人の手元(補助)を行う段階。離職率が最も高い壁。中堅職人(4〜8年目)年収 420万〜520万円
(日給 15,000〜18,000円換算)全国全産業平均(約460万円)と同水準図面を見て一人で配管施工を完結できるレベル。国家資格の取得に伴い資格手当で給与が底上げされる。職長・施工管理担当年収 550万〜750万円
(大手サブコン勤務時は800万円超も)建設技術職の上位20%水準現場全体の統括、ゼネコンとの折衝、安全管理を担う。資格とマネジメント能力が評価に直結する。一人親方(独立開業)売上 800万〜1,400万円
(実質手取り 550万〜900万円)個人の営業力・元請けとのパイプに依存設備屋の一人親方年収は腕次第で1,000万円を超えるが、車両維持費・工具代・材料立て替えリスクが伴う。

雇用形態での給与体系を見ると、中小工務店や設備会社では日給月給制が根強く残る一方、一定規模以上のサブコン(設備専門工事業者)では完全月給制や賞与年2〜3回、家族手当や資格手当が手厚く支給される傾向にあります。

特筆すべきは独立後の収支構造です。一人親方として元請けから人工(にんく:1日あたりの作業工賃)出しで受注する場合、日当相場は18,000円から25,000円前後となります。さらに材料込みの「請負」で仕事を受注できるようになると粗利益率は大きく跳ね上がります。ただし、専用の工具類(電動圧着工具、パイプマシン、真空ポンプなど一式で数百万円規模の投資)の減価償却費、作業車(ハイエース等)の維持費、ガソリン代、国民健康保険料などの固定経費を差し引いた「手元に残る可処分所得」を冷静に見極める必要があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。