結論から明かすと、アンパンマンの公式キャラクター設定において、バイキンマンとドキンちゃんの関係は夫婦でも恋人でも、血縁関係のある兄妹でもありません。公式ポータルサイトやフレーベル館が出版する『アンパンマン大図鑑』等に明記されている客観的な定義は、「バイキン星からやってきた同郷の仲間」というものです。
日常の描写があまりにも阿吽の呼吸であるため、インターネット上では長年「ドキンちゃん バイキンマン 兄妹説の真相」が議論されてきました。しかし、公式設定において二人の間に血縁関係は一切存在しません。ドキンちゃんがバイキン城に暮らしているのは、あくまで「居候(いそうろう)」という身分だからです。
アニメ第13話「アンパンマンとドキンちゃん」(1988年12月放映)において、彼女は空飛ぶ赤いカプセル型宇宙船に乗ってバイキン星から地球へ突然飛来しました。その際、バイキンマンのアジトであるバイキン城を見つけるやいなや、「退屈だからここに住む」と一方的に宣言して居座ったのが、現在まで続くバイキン城での同居生活の始まりです。契約も血縁もないまま、気まぐれに転がり込んできた同郷の同居人――これが、公式が示す二人の基本的なスタート地点です。