南沙織と篠山紀信氏の間には3人の息子が誕生しています。長男は一般企業で研究・デザイン関連の分野に従事し、三男の篠山輝晃氏は父の背中を追って写真家として活動。そして次男が、NHKの情報番組『あさイチ』のレポーターや舞台・ドラマで活躍する俳優・タレントの篠山輝信です。
メディアで母について尋ねられた際、篠山輝信氏は幼少期からの家庭環境を振り返り、次のようなエピソードを明かしています。
「物心ついた頃から、家の中に芸能人としての『南沙織』はいませんでした。いつもおいしい手料理を作ってくれる、ごく普通の温かいお母さんでした。沖縄出身ということもあって、チャンプルー料理やサーターアンダギーをおやつに作ってくれたり、学校行事には必ず手作りのお弁当を持たせてくれたりしました」(過去のテレビ特番インタビューより要約)
篠山輝信氏が芸能界入りを決めた際も、両親は頭ごなしに反対することはなく、「やる以上は自分の責任でやり抜きなさい」と温かく背中を押したといいます。芸能界の光と影を知り尽くしているからこそ、過干渉にならず適度な距離感を保つ――その教育方針は、現代の家族社会学で提唱される「健全な心理的境界線(バウンダリー)」の実践そのものでした。現在も息子たちとの交流は頻繁であり、家族の支えが現在の彼女の穏やかな暮らしの源泉となっています。