Q1:歯科医師国家試験の合格率はなぜ医師国家試験(約90%)より圧倒的に低いのですか?
A1:医師の場合は将来的な医師不足懸念や地域偏在への対応から合格者枠を絞っていませんが、歯科医師は1980年代から「過剰問題」が指摘されてきた歴史があります。厚生労働省が年間合格者数を約2,000人程度に制限する政策的コントロール(総量規制)を行っているため、合格率が60%台前半に抑え込まれています。
Q2:一度浪人してしまうと本当に合格率は激減するのですか?
A2:事実です。新卒合格率が約80%前後であるのに対し、既卒(浪人)の合格率は例年30〜40%台に急落します。浪人生は大学の組織的なカリキュラムから外れることに加え、多浪化によるモチベーション低下や精神的孤立が合格率低迷の大きな要因となっています。
Q3:志望校を選ぶ際、表面上の国家試験合格率以外にどこを見るべきですか?
A3:文部科学省が公表している「修学状況」のデータから、1年次入学者に対する「ストレート合格率」と「卒業留年率」を必ず確認してください。見かけの合格率が80%を超えていても、6年時の留年率が30%を超えるような大学は、卒業試験で過度な足切りを行っている可能性が極めて高いため注意が必要です。