ハズキルーペを一躍有名にしたCMシリーズは、大手広告代理店に丸投げしたものではなく、松村謙三会長自らが絵コンテを描き、演出・キャスティングまで指揮した完全内製作品です。
当時のインタビューや特番の証言によると、ハリウッドでも活躍する渡辺謙氏に対し、松村会長は直接熱烈なオファーを敢行。台本にあった「世の中の文字は小さすぎて読めない!」という怒りのセリフや、高級クラブを模したゴージャスな舞台設定、菊川怜さんがルーペをお尻で踏んで「キャッ!」と叫ぶ演出は、すべて会長のアイデアでした。
「洗練されたおしゃれなCMではなく、お茶の間が思わずテレビを二度見してしまうフックを作らなければ巨額の広告費は無駄になる」という計算し尽くされた戦略。その狙い通り、SNSやパロディ動画を通じて若年層から高齢層まで一気に拡散し、社会現象となりました。