「江戸川コナンのイラストはどう描く?」という疑問に対する明確な答えは、複雑なディテールから描き始めるのではなく、幾何学的なアタリ(骨組み)の徹底管理から着手することにあります。初心者が最も陥りやすい失敗は、いきなり輪郭や目、髪の毛の毛束を1本ずつ細密に描こうとして全体の比率を崩してしまうケースです。
プロのイラストレーターやアニメーターが実践しているコナンイラスト髪型メガネバランスのコツは、以下の明快な3つの基準線を設定することから始まります。
まず第1に、真円に近い円を描いた上で、わずかに面長なホームベース型のアゴのラインを接続します。コナンのアゴ先は丸めず、鋭利な逆三角形に近いシャープなエッジを持たせることが工藤新一の面影を残す秘訣となります。
第2に、顔の横中心線よりも「やや下部」に大きな楕円形のメガネフレームを配置します。初心者はメガネを顔の中央に置きがちですが、これでは頭でっかちになり小学生の体躯に見えません。メガネの下端が頬のラインに軽く触れるほどの低重心に設定することで、絶妙な「子どもらしさ」が立ち上がります。レンズの内側に描く瞳は、上部を太めの主線で力強く縁取り、鋭い光彩ハイライトを左上に1〜2点入れるだけで、たちまち名探偵の理知的な眼光が宿ります。
そして最大の難関とされる髪型です。トレードマークである後頭部の鋭利な突起(いわゆるツノ)は、頭頂部から伸びているのではなく、「耳の後ろあたりから斜め上45度」に向かって勢いよく突き出すのが公式の骨格設計です。前髪は、額の中央に落ちる大きめの三角形の束を基準として、左右に細い房をパラパラと散らす引き算の美学が求められます。この黄金比を意識するだけで、狂いのない正確なデッサンが完成します。
以下のコナン模写イラスト初心者向け手順に沿って作業を進めれば、デッサン狂いを未然に防ぐことが可能です。
【ステップ1】頭部のアタリ(円+十字線+鋭角なアゴ)を薄い線で下描きする。
【ステップ2】横中心線の下側にメガネフレームを描き、フレーム内に「つり目気味の大きな瞳」を収める。
【ステップ3】耳と後頭部のスパイクヘアの基点を結び、45度の角度を保って外輪郭を取る。
【ステップ4】中央のメイン前髪と左右のサブ毛束を配置し、蝶ネクタイと大きな襟を描き足す。
【ステップ5】濃いペンで清書し、前髪の落ち影や首元の濃いシャドウを入れて立体感を出す。