鶴見の昼飲みを語る上で欠かせない二大名物が「もつ焼き」と「沖縄料理」です。どちらもこの街の歴史と切っても切れない関係にあります。
まず、鶴見もつ焼き昼飲み評判の高さの理由は、近隣の芝浦食肉衛生検査所(東京食肉市場)や川崎の流通ルートから届く圧倒的な鮮度にあります。「もつ焼き 幸太」をはじめとする人気店では、レバー、シロ、カシラ、ハツといった王道部位が絶妙な火入れで焼き上げられ、濃厚な自家製タレや辛味噌とともに供されます。炭火の香ばしさと脂の甘みを、冷えたホッピーで一気に流し込む瞬間は、昼酒ならではの背徳的快感をもたらします。
一方、鶴見独自の食文化として全国に知られるのが、大正期からの移住の歴史を持つ「鶴見沖縄タウン(仲通地区)」を中心とした店舗群です。駅周辺でも本場さながらの鶴見沖縄料理昼飲み店舗が営業しており、昼からゴーヤチャンプルー、自家製ラフテー、海ぶどうをつまみながら、沖縄県民のソウルドリンクである「オリオン生ビール」や芳醇な古酒泡盛を堪能できます。
昼下がりの爽やかな風を感じながら、三線の音色が流れる店内で味わう沖縄料理は、大都市近郊にいながらショートトリップ気分を味わえる貴重な体験です。