芳根聡氏のビジネスキャリアにおいて頂点と失意の双方が刻まれたのが、彼が代表を務めていた株式会社スーパーインデックスです。同社はWebコンテンツ企画やポータル連動型メディアの受託開発、検索最適化などを手がけ、急速に事業を拡大しました。
当時を知るIT業界関係者は「卓越したプレゼン能力と広告代理店仕込みの演出力で、次々と大手クライアントを開拓していた。2000年代前半のITバブルの熱気をそのまま体現したような勢いだった」と証言しています。しかし、その急速な拡大路線が思わぬ暗雲を呼び寄せることになります。
決定打となったのは、2006年1月に東京地検特捜部の家宅捜索から始まった「ライブドア事件」でした。スーパーインデックス社は当時、堀江貴文氏率いるライブドアグループと複数の大型共同事業や資本・取引提携を進めており、巨額の売上依存関係にあったとされています。市場の信用収縮と取引先の連鎖的な機能停止により、資金繰りは瞬く間に悪化。同社は事業継続が困難となり、事実上の経営破綻(会社倒産)へと追い込まれました。