「背ネーム」とは、体育祭や文化祭などで着用するクラスTシャツの背中部分にプリントされる個人ごとの名前、愛称、またはキャッチコピーを指します。元来、プロ野球やサッカーなどのスポーツ界において、観客や審判が選手を識別するために導入されたユニフォームの背ネームが由来となっています。
2010年代半ばから、オリジナルTシャツ作成サービスのデジタル化が進み、1枚ごとに異なるテキストを低コストでプリントできる技術(個別名入れ転写プリント)が普及しました。これにより、背番号と一緒に「自分のキャラを表す一言」を刻む文化が爆発的に拡大し、現在では学校行事の記念品として不動の地位を築いています。
単なる識別記号にとどまらず、「自分らしさの発信」や「仲間との連帯感の演出」を兼ね備えたコミュニケーション装置として機能している点が、現代の背ネーム文化の最大の特徴です。