「官公庁の展望食堂」と聞いて抱く簡素なイメージは、エレベーターを降りた瞬間に鮮やかに覆されます。「佐賀県庁展望ホール 志乃」の愛称でも親しまれる同店は、佐賀の旬を五感で味わう本格レストランとして確固たる地位を築いてきました。その最大の魅力は、天山山系から有明海まで見渡せる圧倒的な開放感と、厳選された地元食材が見事に融合した空間設計にあります。
佐賀県庁新館の最上階展望スペース「SAGA360」とフロアを共有しているため、食事の前後にフロアを一周して広大な眺望を楽しめる点も大きな強みです。県内外の観光客にとっては「佐賀の風土と食文化を同時に体感できる最高のプレゼンテーションフロア」であり、地元市民にとっては「大切な記念日や会食を気兼ねなく開ける特別な場所」として長年重宝されてきました。行政空間をシビックプライド(市民の誇り)の拠点へと昇華させた好例といえます。