害虫対策において最も無意味なのは「見かけた成虫だけをスプレーで仕留めること」です。成虫の背後には、数十から数百の卵や幼虫が潜んでいます。完全駆除を達成するためには、害虫駆除の現場における発生源の特定が欠かせません。
住居内の各エリアにおける主な発生源と点検ポイントは次の通りです。
- キッチン・パントリー(食品庫):開封済みのお好み焼き粉、ホットケーキミックス、乾麺、香辛料、米びつ。コナダニの見分け方としては、粉製品の表面をじっと見つめた際に「粉全体が波打つようにモゾモゾ動いているか」で確認できます。
- 和室・押し入れ・畳:シバンムシの駆除と畳の管理は密接に関係しています。湿気を含んだ本藁(ほんわら)畳や段ボールは格好の温床です。また、チャタテムシの発生源も畳の裏や結露した壁紙の裏カビに集中します。
- 浴室・洗面台・洗濯機置き場:トビムシは風呂場の湿気やエプロン内部の石鹸カス、チョウバエは排水口対策を怠った配管内のヘドロ(スカム)から湧き出します。
- リビング・玄関:観葉植物の培養土や、通販で届いたまま放置されている段ボール箱の隙間隙間が発生源になります。