日本の演劇界におけるミュージカル人気の高まりは、とどまるところを知らない。東宝ミュージカルをはじめとする大劇場公演のキャスト表を見れば、元タカラジェンヌの名前がない作品を探す方が難しいほどだ。
チケットの即日完売が当たり前となった現在のミュージカル市場において、彼女たちは「集客力」と「実力」を兼ね備えた絶対的な存在だ。特に劇場の隅々まで声を届ける発声法と、アンサンブルとの調和を図る高いプロ意識は、現場のクリエイターたちから絶大な信頼を得ている。舞台のクオリティを担保する背骨として、彼女たちの存在は不可欠となっている。