10月と一括りにされがちですが、沖縄10月上旬台風と沖縄10月下旬天気では大気構造が根本的に異なります。
10月上旬までは、日本の南東に位置する太平洋高気圧の縁辺部が沖縄周辺にかかっていることが多く、フィリピン東沖で発生した熱帯低気圧がその縁をなぞるように北西進し、沖縄本島や宮古・八重山諸島を直撃するルートを辿りやすい特徴があります。
一方、10月中旬を過ぎると気圧配置が冬型へと移行し始めます。シベリア大陸から冷涼で乾燥した移動性高気圧が張り出し、上空の強い偏西風が南下してきます。この偏西風のバリアと大陸からの乾いた北風(ミーニシと呼ばれる秋の季節風)が強まることで、台風が沖縄本島付近まで北上できず、東側の洋上へ逸れるか南の海上で停滞・消滅するパターンが主流となります。
つまり、「台風リスクを最小限に抑えつつ秋の沖縄を満喫したい」のであれば、10月15日以降の後半日程を選ぶのが気象力学的に極めて合理的な選択といえます。