2017年の第15回記念大会を最後に、全日本国民的美少女コンテストは開催されていません。「なぜ国民的行事とも言えたオーディションが止まったのか」という疑問に対し、業界内では構造的な3つの理由が指摘されています。
第一に、「スカウト経路の地殻変動」です。SNSや動画投稿プラットフォームの普及により、事務所側が全国オーディションに巨額の制作費と広告費を投じなくても、日常の投稿から直接スターの原石を発掘できる時代へ移行しました。若年層自身も、大規模コンテストに応募するより、自ら発信してフォロワーを獲得するルートを選ぶようになっています。
第二に、「事務所の世代交代と体制刷新」です。2026年前後にかけてオスカープロモーションでは創業者から次世代経営陣への移行期があり、所属タレントの相次ぐ独立や事業ポートフォリオの見直しが進められました。これにより、テレビ特番と連動したマス型コンテストの開催が見送られる形となりました。
次回開催予定について、2026年現在も公式なアナウンスは行われていません。しかし、業界内では「従来のテレビ連動型ではなく、デジタルプラットフォームと融合した完全オンライン型オーディションとして再定義される可能性」が議論されており、ブランドそのものが消滅したわけではないという見方が有力です。