日本心理学会をはじめとする研究領域でも、第三者の存在が当事者の意思決定に及ぼす心理的影響は「サードパーティ・エフェクト(第三者効果)」として知られている。当事者から直接褒められるよりも、第三者を介して「〇〇さんがあなたのことを褒めていたよ」と伝えられる方が、言及された内容への信頼性と好感度が飛躍的に高まる心理現象だ。
このメカニズムを実務に組み込んでいるのがブライダル業界や恋愛カウンセリング業界である。結婚相談所のコンシェルジュやカウンセラーは、双方の心理的ハードルを下げる意図的なアプローチを展開する。中立的な立場からのポジティブなフィードバックが、当事者の不安を拭い去り、決定的な決断へと背中を押す力となる。