だが、施主や工務店が最も気をもんでいるのは、性能だけでなく直近のコスト動向だろう。国際的な輸入木材の価格変動やエネルギーコストの上昇を受け、住宅建材分野における価格改定のトレンドは避けられない局面を迎えている。
業界関係者の証言によると、同社は生産ラインの自動化や工場排熱の再利用による徹底的なコスト削減を進めているものの、原材料の品質を維持するため一部の主力製品群で段階的な定価見直しを実施してきた。闇雲な値上げではない。品質を落とさず、長期的な耐久性と製品保証を維持するための決断だ。リフォームや新築を計画するユーザーにとって、カタログの表面上の価格だけでなく、今後の価格改定スケジュールを見越した発注タイミングの見極めが、予算オーバーを防ぐ最大の鍵となる。