Vtuber撮影風景の裏側を暴く!超巨大3Dスタジオから自宅配信の真相まで

Vtuber撮影風景の裏側を暴く!超巨大3Dスタジオから自宅配信の真相まで

Vtuber撮影風景の裏側を暴く!超巨大3Dスタジオから自宅配信の真相までの要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

バーチャルエンターテインメントの最前線を走る大手運営企業は、自前の専用スタジオに巨額の資本を投入しています。カバー株式会社(ホロライブプロダクション運営)は総工費約27億円を投じた新スタジオを稼働させ、ANYCOLOR株式会社(にじさんじ運営)も最新鋭の設備を備えた複数面のスタジオを運用中です。

こうしたプロ仕様のVTuber 3Dスタジオの中核を担うのが、Vicon(ヴァイコン)やOptiTrack(オプティトラック)に代表される「光学式モーションキャプチャーシステム」です。スタジオの天井や壁面を取り囲むように設置された数十台から百台以上の赤外線カメラが、演者の体に取り付けられた再帰反射マーカーの位置を毎秒数百フレームで追跡。複数のカメラから得た視差データをリアルタイムに統合計算し、遅延わずか数ミリ秒で3Dアバターの関節座標へと変換します。

さらに現場を支えるのはカメラだけではありません。指先の微細なサインや楽器演奏のニュアンスまで再現するデータグローブ、演者本人の表情を捉えるヘッドマウントカメラ、そしてバーチャル空間のカメラアングルを現実の手持ちカメラと同期させるバーチャルカメラシステムが完備されています。商業規模のバーチャルスタジオ費用は、防音・空調設備やレンダリング用の超高性能ワークステーション群を含めると、初期投資だけで数億円から十数億円規模に達するのが近年の業界標準です。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。