大きな血の塊が頻発する背景には、子宮の構造的変化や器質的疾患が隠れていることが多々あります。代表的な疾患とそれぞれの特徴は以下の通りです。
① 子宮筋腫(特に粘膜下筋腫)
子宮の筋肉組織にできる良性腫瘍です。筋腫が子宮の内側(粘膜下)に突き出すように発育すると、子宮内膜の表面積が広がり、経血量が劇的に増加します。その結果、巨大な血の塊が連続して排出されやすくなります。
② 子宮腺筋症
子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉層の中で増殖し、子宮全体が硬く腫れ上がる病気です。強い生理痛とともに、経血量の急増とレバー状の塊を伴うケースが典型的なパターンです。
③ 子宮内膜症
本来は子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣や腹膜など別の場所で増殖・出血を繰り返す疾患です。激しい月経痛や排便痛、性交痛を引き起こす主因となります。