三重高校野球部を語る上で欠かせないのが、2014年夏の甲子園で見せた怒涛の快進撃だ。決勝戦で惜しくも準優勝に終わったものの、どんなピンチでも笑顔を絶やさず、声を掛け合う姿は「全開笑顔」として全国に強烈な印象を残した。ピンチをチャンスに変える強心臓は、代々のチームへ脈々と受け継がれている。
一球に対する集中力、そして終盤で見せる驚異的な粘り強さ。これまで幾度となく甲子園のアルプススタンドを熱狂させてきた伝統のスタイルは、単なる精神論ではない。日常の徹底した基本練習と、実戦を想定した緻密な戦術理解が裏打ちする本物の「勝負強さ」なのだ。