BOØWYファンが最も注目し続けているのが、4人の元メンバー間の関係性です。解散以降、メディアによって様々な確執や再結成の噂が書き立てられてきましたが、高橋まことの自著や公式インタビューで語られている証言からは、極めて成熟した大人の敬意が浮かび上がります。
ベーシストの松井常松とは、解散後も数々のライブイベントやチャリティステージで共演を重ねてきました。2人が生み出す重厚なボトムラインは「日本ロック史上最強のリズム隊」と称され、言葉を交わさずとも阿吽の呼吸でテンポを共有できる唯一無二のパートナーシップを保っています。
ボーカリストの氷室京介に対しては、常に孤高のフロントマンとしての生き様を深く理解し、温かいエールを送り続けています。2011年の東日本大震災直後に氷室が東京ドームで開催した復興支援ライブや、2016年のファイナルツアー「LAST GIGS」際にも、高橋は客席からその勇姿を見届け、ステージを降りた友の決断を誰よりも尊重するコメントを残しました。
ギタリストの布袋寅泰とも、節目節目でメッセージを交わし合い、布袋のソロ活動や世界挑戦をリスペクトしています。ネット上では安易な「再結成待望論」が定期的に浮上しますが、高橋自身は「あの4人で鳴らした奇跡はあの時代だからこそ美しかった」という趣旨の矜持を崩していません。過去にすがることなく、個々の音楽家としての現在を讃え合う健全な距離感こそが、彼ら4人の偽らざる真実です。