満開に咲かない原因を徹底解明!つるバラ夢乙女の剪定誘引と育て方

満開に咲かない原因を徹底解明!つるバラ夢乙女の剪定誘引と育て方

満開に咲かない原因を徹底解明!つるバラ夢乙女の剪定誘引と育て方に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

「春になっても葉が生い茂るだけで、数輪しか花が付かなかった」というトラブルについて、園芸指導員やナーセリー関係者への取材から浮き彫りになったのは、育て手側の良かれと思った手入れの逆効果です。夢乙女が満開にならない理由は、以下の4点に集約されます。

第1の原因:夏・秋の剪定による花芽の切除
夢乙女は春にしか咲かない一季咲きです。木立バラのように「秋バラを咲かせるための8月〜9月の夏剪定」を行ってしまうと、春から夏にかけて伸びた花芽の準備枝をすべて切り落とすことになります。夏以降は一切枝先を切らず、冬まで伸ばし続けることが鉄則です。

第2の原因:垂直立柱による「頂芽優勢」の放置
植物には枝の先端に養分を集中させる頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という生理現象があります。細いつるを真っ直ぐ上に向けて縛り付けてしまうと、てっぺん付近にしか花芽がつきません。株全体に花を行き渡らせるには、枝を水平から斜め45度以下に倒して誘引し、すべての側芽にスイッチを入れる必要があります。

第3の原因:窒素肥料の過剰投入(ツルボケ現象)
成長を促そうと油かすや窒素過多の化成肥料を与えすぎると、葉とシュートばかりが異常伸長し、花芽の形成が阻害される「ツルボケ」に陥ります。特に秋以降の施肥はリン酸・カリ分を中心とした配合に切り替える必要があります。

第4の原因:日照不足(最低4時間の直射日光不足)
耐陰性はある程度備えているものの、花数を爆発させるためには春先から開花期にかけて半日以上の直射日光が欠かせません。日陰に置かれた鉢植えでは、ブラインド(花芽が付かない枝)が多発します。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。