まずは漢字の基本骨格から確認していきます。「栩」という文字は、漢字検定では準1級配当に位置付けられており、日常のニュース記事や公的文書で見かける頻度は決して多くありません。しかし、戸籍法上は子供の名前に使用できる文字としてしっかりと認められています。
部首は左側の「木(きへん)」で、右側に「羽(はね・はねつくり)」を配置した構造を持ちます。木部の画数が4画、羽部の画数が6画であるため、総画数は10画です。
読み方の体系は以下の通り整理できます。
- 音読み:ク(漢音・呉音)、コ・ウ(慣用音・別音)
- 訓読み:くぬぎ、とち、いきいき(とする)
- 名乗り(名前に用いられる読み):く、とち、あや、しの など
法的な位置付けとしては、1990年(平成2年)4月の戸籍法施行規則改正に伴い、法務省によって人名用漢字として正式に追加されました。これ以降、名付けの選択肢として親しまれるようになり、個性と知的な響きを兼ね備えた漢字として選ばれ続けています。