レントゲン技師になるには?大学と専門学校の違いや合格率・年収のリアル

レントゲン技師になるには?大学と専門学校の違いや合格率・年収のリアル

レントゲン技師になるには?大学と専門学校の違いや合格率・年収のリアルについて見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。

厚生労働省が公表する「診療放射線技師国家試験」の実施結果データによると、直近の試験結果はおおむね以下の水準で推移しています。 * 全体合格率:約75%〜85%のレンジで推移 * 新卒者の合格率:85%〜92%前後 * 既卒者の合格率:25%〜35%前後 医師や看護師の国家試験(合格率90%前後)と比較すると難関に見えますが、新卒に限れば約9割が合格しています。既卒になると極端に合格率が落ち込むため、「在学中に一発で合格する」学習環境の維持が生死を分けます。

物理・数学が苦手な「文系出身者」でも突破できる論理的根拠

診療放射線技師の国家試験科目には、放射線物理学、放射線計測学、放射線生物学といった理系科目が並ぶため、「文系出身には無理ではないか」という先入観が根強く存在します。 しかし、養成校の教員や現場の技師たちへの取材取材からは異なる実態が浮かび上がります。文系出身者でも国家試験を突破できる理由は、試験構造と学習プロセスの特性にあります。 第一に、国家試験で求められる計算問題は、物理や数学の高度な応用力ではなく、「公式の暗記と決まったパターンの代入計算」が主体です。微分積分を駆使するような難問はごく一部であり、多くは基礎的な四則演算と指数計算の習熟でクリアできます。 第二に、試験全体の約7割は解剖学、生理学、病理学、放射線安全管理といった「純粋な暗記科目」で構成されています。暗記のルーティンを確立し、過去問を5〜10年分徹底的に周回して知識を体系化する能力は、むしろ文系学部出身者が得意とする分野です。 専門学校や大学の1年次に開講される「リメディアル教育(補習教育)」で高校レベルの物理・数学のギャップを埋めることができれば、文系出身であることは決定的なハンディキャップにはなりません。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。