SNSや健康相談プラットフォーム(知恵袋、コミュニティサイト等)では、「熱中症が怖いから毎日1本飲んでいる」「健康のために仕事場に箱買いして常備している」という投稿が散見されます。しかし、臨床現場の内科医や救急救命医からは強い警鐘が鳴らされています。
大手総合病院の救急外来関係者によると、夏季に「体調が悪い」と搬送されてきた高齢者の血液検査を行ったところ、脱水ではなく経口補水液の過剰摂取による高カリウム血症および急性心不全の悪化が判明したケースが報告されています。「味がしょっぱく感じない=脱水している」という簡易判別法がネット上で広まっていますが、味覚には個人差があり、これを過信して過剰摂取に陥る例が後を絶ちません。
また、デスクワーク中心のビジネスパーソンが夏場のオフィスで毎日1本飲み続けた結果、慢性的な足のむくみや血圧の上昇を訴え、受診後に経口補水液の中止を指導されて速やかに改善したという事例も現場では珍しくありません。