信号待ちで前方に目をやると、ふと目に飛び込んでくる「35-80」や「・3 58」の刻印。かつて車のナンバーといえば、自分の誕生日や愛車の排気量、あるいはゾロ目を選ぶのが主流だった。しかし、ここ数年でその流れは大きく変化している。地味に見える「358」という数字が、なぜこれほどまでのブームを巻き起こしているのだろうか。
きっかけは口コミやネットコミュニティでの噂だった。「このナンバーに変えてから事故に遭わなくなった」「良い仕事が舞い込むようになった」という体験談がジワジワと拡散。派手すぎず目立ちすぎない控えめな3桁でありながら、知る人ぞ知るラッキーナンバーとして認知が広まった。いまや特定の地域では、希望者の集中によって取得待ちが発生するほどの過熱ぶりを見せている。