NEWS脱退から9年後の2020年、山下智久さんはキャリアにおける第二の重大な決断を下します。いわゆる山P ジャニーズ退所理由を巡る一連のドラマです。2020年10月31日をもって事務所を離れたこの出来事は、直前に報じられたスキャンダルと複雑に絡み合っていました。
発端となったのは、同年8月の『週刊文春』による飲食および未成年同席疑惑の報道でした。山P 文春報道 真相を巡っては、当時店側が年齢確認を怠っていたことや相手女性が年齢を偽っていた事実が後に判明したものの、社会的情勢を鑑みて山下さんには芸能活動自粛処分が下されました。
しかし、退所の本質はスキャンダルによる解雇や逃避ではありません。関係各所への綿密な取材で明らかになっている山P 退所 経緯は、以前からの綿密な計画と運命的なオファーの衝突でした。山下さんは2020年3月の段階で、「2020年12月末の契約満了をもって退所し、海外へ拠点を広げたい」という意向を事務所上層部に伝えており、円満合意に向けた話し合いが進められていたのです。
活動自粛の最中、カナダで撮影が予定されていたハリウッド映画『マン・フロム・トロント』への出演オファーが届きます。自粛期間を守っていては撮影開始に間に合わず、長年切望していた山下智久 海外進出の最大の足がかりを逃してしまうことになる――。この極限状態において山下さんは、契約満了を前倒しする形で即座の退所を申し入れ、自らの足でカナダへ飛び立ちました。
退路を断ち、事務所の後ろ盾を失うリスクを背負ってでも「世界基準の現場」を選んだこの決断こそが、現在の国際派俳優・山下智久の基盤を決定づけたのです。