Google等の検索エンジンで物件名を打ち込むと、サジェストワードに「エスリード新梅田ノースポイント 事故物件」という不穏な組み合わせが表示されることがあります。これから契約を検討している入居希望者や買い手にとっては、背筋が凍るような心理的不安材料でしょう。
この疑惑について、不動産取引における重要事項説明の告知事項履歴、国土交通省の事故物件ガイドラインに基づく公示情報、さらに事故情報収集サイト「大島てる」等のデータベースを徹底的に照合・調査しました。その結果、本マンション(エスリード新梅田ノースポイント)において、過去に自殺、他殺、火災による死亡事故といった重大な心理的瑕疵(かし)に該当する事象が記録された事実は確認されませんでした。
ではなぜ、このような風評ワードが一人歩きしてしまったのか。背景には二つの構造的要因が存在します。一つは、近隣の「中津」や「大淀」エリアにある別の古い木造アパートや築古賃貸ビルで発生した孤独死やボヤ騒ぎなどのニュースが、ネット上の掲示板やSNSで混同されて拡散されたこと。もう一つは、単身向け投資用マンションを検討するユーザーが「念のために過去の履歴がないか」を一斉に検索することでアルゴリズムが学習し、サジェストに定着してしまう「デジタルタトゥー型の検索トラップ」です。事実無根の風評に惑わされず、客観的な登記・管理履歴に基づいて判断することが求められます。