デジタル機器に詳しい保護者ほど陥りやすい罠が、「高性能なスタイラスペンを使えば快適に書けるはずだ」という思い込みです。なかでも頻繁に話題に上るのが、アップルペンシル代用の可否とネットの反応です。
iPadを日頃から使い慣れているユーザーから「家にApple Pencilがあるから流用できないか」という相談がネット掲示板に投稿されることがありますが、結論としてApple Pencilはチャレンジパッドに一切対応しません。Apple PencilはiPadのディスプレイ内部に埋め込まれた専用センサーチップとBluetooth通信を同期させて動作する極めてクローズドな独自規格です。チャレンジパッドの画面にかざしても、タブレット側はただの棒切れとしてしか認識しません。
また、SamsungのSペンなどに代表される電磁誘導方式(EMR)のペンや、マイクロソフトのSurfaceペン規格(MPP)も互換性がありません。いくら数千円〜1万円を超える高級スタイラスペンであっても、専用プロトコルが一致しなければ微塵も反応しないのがタブレットデジタイザの現実です。多機能ペンを無理に買い足す前に、規格の一致を必ず確認しなければ無駄な出費を重ねることになります。