熱狂的な昆虫市場の現場では、リッキーブルーに対してどのような声が上がっているのでしょうか。長年ヘラクレスのブリーディングを手がける関係者やコミュニティの声を検証すると、期待と現実のシビアなギャップが浮き彫りになります。
「数十頭のブルー血統幼虫を3年間かけて育て上げても、羽化してきたのはすべて黄色味の強い個体だった」(SNS上の愛好家手記より)
「ヤフオクで『極美ブルー確定血統』として数万円で購入したが、同腹の兄弟が黄色ばかりで落胆した。生き物である以上、『確定』という言葉に過剰な期待を抱くのは禁物だと痛感した」(大手飼育掲示板の投稿より)
熱心なブリーダーたちの間では、「リッキーブルーのブリードは、宝くじを引くような情熱と、外れても次の累代に繋げる忍耐力が必要な世界」として認識されています。単なる一攫千金狙いの投機目的で参入した飼育者は、羽化率の低さと日々のマット交換・温度管理の労力に耐えかねて途中で撤退していくのが現場のリアルな実態です。