北極のアイスキャンデーを語る上で欠かせないのが、誰からも愛される「ペンギン」のキャラクターです。しかし、ここには長年囁かれ続けている有名なネットのツッコミが存在します。
「北極という屋号なのに、なぜ南極にしか生息しないペンギンがマークなのか?」
この疑問について、運営母体である株式会社アタリヤの記録は非常に明快な回答を残しています。創業者・久保勘真氏がブランド名を考案した際、「シベリアよりもアラスカよりも、地球上で最も寒冷で冷涼なイメージを持つ場所」として【北極】を選びました。そしてシンボルマークを考案する際、「極寒の氷上で愛嬌を振りまき、子どもからお年寄りまで一目で涼しさと親しみを感じてもらえる動物はペンギン以外にない」という直感的な判断から採用されたのです。「生態学的な正しさ」よりも、戦後の混乱期に人々の心を和ませる「愛らしさと涼しさの象徴」を最優先した結果であり、今ではそのユーモラスな矛盾すらも大阪らしい愛嬌として語り継がれています。
また、社名である「アタリヤ」の由来も興味深い歴史を持っています。もともとは創業者が手掛けたパチンコ店や遊技場ビジネスの屋号に由来し、「何事も大当たりするように」という縁起担ぎが込められていました。戦後、冷菓事業へ舵を切った際にもこの挑戦心あふれる社名が継承され、現在に至るまで大阪ミナミの文化を支え続けています。