スケジュールが破綻するもう一つの大きな要因が、作業にかかる時間見積もりの苦手さです。「メールを1通返信するだけだから1分で終わる」「着替えて家を出るだけだから3分で済む」と、あらゆる工程をトラブルが一切起きない最短の理想値で計算してしまいます。実際にはメールの文面を悩んで10分、鍵を探して5分といった現実の所要時間が加算され、出発時刻を大幅に超過します。
また、発達障害を持つ人には体内時計(概日リズム)のズレが併発しやすいことも医学的に指摘されています。睡眠を促すメラトニンの分泌タイミングが後退しやすく、夜更かしと朝の覚醒困難に慢性的に悩まされるケースが多いため、朝の準備時間が物理的に圧迫されて遅刻癖が悪化する悪循環に陥りやすくなります。