バリウムがへばりついて間もない段階であれば、家庭にある身近な道具を使って安全に除去できます。陶器の釉薬(ゆうやく)を守りながら、付着力を削ぎ落とす4ステップの手順を実践してください。
【準備するアイテム】
- 40〜50℃程度のぬるま湯(バケツ1〜2杯分)
- 台所用中性洗剤(食器用洗剤で可)
- 割り箸(先端にトイレットペーパーや不要な布を巻いて輪ゴムで固定)
- ゴム手袋、ビニール袋
ステップ1:便器内の水位を調整し洗剤を行き渡らせる
水たまり部分の余分な水をカップなどで汲み出せる場合は少し減らし、バリウムが付着している箇所に直接台所用中性洗剤を2〜3周ほど回しかけます。中性洗剤に含まれる界面活性剤が、バリウムを取り巻く皮脂・粘液の油分を分解し、陶器表面からの剥離を促進します。
ステップ2:ぬるま湯を注ぎ15〜20分浸け置く
給湯器で45℃前後に設定したぬるま湯を、水たまりに向けてゆっくりと注ぎ入れます。洗剤とぬるま湯の相乗効果で固着した塊がふやけるのを待ちます。このとき、熱湯は絶対に使用しないでください。
ステップ3:保護した割り箸で優しく小分けに削る
ふやけて柔らかくなったバリウムを、先端を保護した割り箸で外側から削り取ります。陶器面に直接硬い木部を当てないよう配慮しつつ、大きな塊を親指大以下のサイズに細かく崩していきます。剥がれ落ちた塊が大きすぎる場合は、水流で詰まるのを防ぐため、ビニール袋を手にはめて手作業で一旦取り出してしまうのが確実です。
ステップ4:バケツの水と「大」レバーで一気に洗い流す
粉砕が完了したら、柔らかいスポンジ型トイレブラシで表面をなで洗いし、仕上げにバケツの水を中心部に向けて高めの位置から勢いよく注ぎ込みます。最後にトイレの「大」レバーを引き、配管の奥深くまでしっかり押し流してください。