大人になり、WEB漫画家として商業的な成功を収めて経済的自由を手に入れたやしろあずき氏が向かった先は、少年時代の夢の回収という名の「セフィロスグッズの爆買い」でした。なかでもSNSで数万リポストを記録し伝説化したのが、高精細な造形と威圧感を誇る大型フィギュアの購入劇です。
スクウェア・エニックス公式から発売された高額アクションフィギュア「PLAY ARTS改」や、十数万円規模の超大型スタチューを躊躇なく購入した同氏は、それらを自宅の仕事部屋やリビングの特等席に鎮座させ、まるで神棚のように祀り上げました。しかし、ここで立ちはだかったのが、読者にはおなじみの「優雅なババア」こと彼の実母です。
母親は、長身で黒ずくめのセフィロスフィギュアに対し、威圧感を抱くどころか「洗濯物の部屋干しハンガー」として正宗の刀身に靴下を引っ掛けたり、神聖なフィギュアの首にファンシーなマフラーを巻き付けたりと、徹底した脱力系カスタマイズを敢行しました。神格化したい息子と、生活の道具として容赦なく消費する母親。このリアルな親子の力関係がフィギュアを媒介にして可視化された一連の漫画・写真投稿は、Twitter(現X)上で瞬く間に拡散され、「フィギュアを買っただけでここまで笑いを取れる男は他にいない」とファンコミュニティを熱狂させました。