納豆を口にした後に体調が急変した場合、適切な初期対応がその後の重症化を防ぐ鍵となります。
まず行うべきは安静と水分補給です。吐き気があるときは無理に固形物を摂らず、常温の水や経口補水液を一口ずつゆっくり飲み、脱水を防ぎます。横になるときは胃酸の逆流を防ぐため、身体の左側を下にする「シムス位」をとるか、上体を少し高く保ちましょう。
注意すべきは市販の胃薬や下痢止めの安易な服用です。万が一、食中毒やヒスタミン中毒であった場合、下痢止めで腸の動きを止めてしまうと、体外へ排出すべき毒素が体内に滞留して病状が悪化する危険があります。
以下の症状が見られる場合は、迷わず医療機関(内科・消化器内科、夜間救急)を受診してください。
- 喉の奥が詰まる感覚、息苦しさ、喘鳴(ゼーゼーする呼吸)がある
- 顔面や全身に急激なじんましん、かゆみが広がっている
- めまい、血圧低下、意識がもうろうとしている
- 何度も激しく嘔吐し、水分すら一切受け付けない
- 血便や、耐え難いほどの激しい腹痛が持続している