アイリストとは?美容師免許必須の真相から年収・将来性を徹底解説

アイリストとは?美容師免許必須の真相から年収・将来性を徹底解説

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アイリストとは、主にまつ毛エクステ施術やまつ毛パーマ技術を駆使し、顧客の目元を美しくデザインする専門職の通称です。求人情報やサロンの現場では「アイデザイナー」「アイコーディネーター」などと呼ばれるケースも散見されますが、職務内容に根本的な違いはありません。「アイリスト」という名称自体がある民間企業の登録商標となっている背景から、媒体や系列グループによって呼称を使い分けているのが実情です。

施術を検討する方や職業を目指す方が最も疑問に感じるのが、「髪を切るわけでもないのに、なぜ美容師免許が必要なのか」という点でしょう。結論から述べると、美容師免許を持たずにアイリストとして施術を行う行為は違法であり、処罰の対象となります。

この規制には明確な歴史的経緯があります。2000年代初頭のブーム初期、法規制の隙間を突く形で無資格者による営業が横行しました。その結果、接着剤(グルー)が角膜に付着して視力低下を招いたり、まぶたの激しい炎症を引き起こしたりする健康被害が全国で多発。国民生活センターへの相談件数が跳ね上がった事態を重く見た厚生労働省は、2008年に通知(健衛発第0307001号)を出し、「まつ毛エクステンションは美容師法第2条に規定する美容の行為に該当する」との判断を明確に下しました。

目元は人体の中で極めてデリケートな粘膜組織に隣接しています。皮膚科学、衛生管理、アレルギーに関する医学的知見と、国家資格試験をパスした精緻な手技がなければ、重大な医療事故に直結しかねません。法的な安全担保があって初めて成立する職能がアイリストなのです。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。