アングラな熱源がメジャーカルチャーと激突した瞬間、事件は起きた。大手出版社である光文社からのオファーを受け、彼女は写真集『REINA』を上梓。出版界に走った激震は今なお記憶に新しい。
従来のグラビアアイドルの枠組みには決して収まらない、湿度と緊張感を孕んだビジュアル表現。紙の質感に焼き付けられた彼女のシルエットは、それまでの「ネットの怪人」というレッテルを鮮やかに剥ぎ取った。さらに立て続けに展開されたデジタル写真集は、電子書籍ストアのランキングを総なめにし、グラビアというジャンル自体のルールを不可逆的に書き換えてしまったのである。