歴代朝ドラ視聴率の光と影!おしんの奇跡から歴代ワーストの真相まで徹底解剖

歴代朝ドラ視聴率の光と影!おしんの奇跡から歴代ワーストの真相まで徹底解剖

今注目を集めている 歴代朝ドラ視聴率の光と影!おしんの奇跡から歴代ワーストの真相まで徹底解剖について、主要な情報をご紹介しています。

NHK連続テレビ小説の歴史を紐解く上で、決して避けて通れないのが歴代朝ドラ最高視聴率の頂点に君臨する1983年度放送の『おしん』(小林綾子・田中裕子・乙羽信子リレー主演、橋田壽賀子脚本)です。ビデオリサーチ関東地区の調べによると、最高視聴率は1983年11月12日放送回で記録した62.9%、全297回の期間平均視聴率は52.6%という、現代のテレビ業界では到底再現不可能な数値を残しました。

当時、脚本の橋田壽賀子氏は「日本人が豊かさの中で失いつつあった我慢と感謝を思い出してほしかった」と手記で振り返っています。奉公先で冷たい川の水に手を浸しながら耐え忍ぶ少女・おしんの姿は、早朝の家事を終えた主婦層だけでなく、出勤前のサラリーマンや学生までをも釘付けにしました。当時の報道資料や特番インタビューによれば、おしんの境遇に同情した視聴者からNHKへ米や硬貨が郵送されてくるなど、もはや単なるドラマの領域を逸脱した社会現象へと発展。当時の首相が施政方針に絡めて「おしんの心」に言及する事態にまで至りました。

歴代朝ドラ高視聴率ランキングの上位を見渡すと、第2位の『おはなはん』(1966年度、平均45.8%・最高56.4%)、第3位の『繭子ひとり』(1971年度、平均47.4%・最高55.2%)、『鳩子の海』(1974年度、平均47.2%・最高53.3%)など、昭和40年代から50年代の作品がずらりと並びます。当時は家庭にテレビが1台しかなく、家族全員が同一の画面を共有していた「お茶の間単一化」の時代背景が、この驚異的な数値を後押しした最大の構造的要因です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。