レックスを語る上で欠かせないのが、アンディの部屋で常に隣にいる毒舌なブタの貯金箱・ハムとの名コンビぶりです。トイ・ストーリーにおけるレックスとハムの掛け合いは、シリーズを通じた最高峰の漫才的プロットとして機能しています。
現実的で冷めた視線を持つハム(日本語版声優:大塚周夫、後に辻親八)が皮肉を飛ばし、物事を過大解釈して勝手にパニックを起こすレックスが右往左往する構図は、緊迫したアドベンチャーシーンに絶妙な緊張緩和をもたらします。テレビゲームのコントローラーを短い腕で必死に操作し、強敵ザーグを前にコントローラーを投げ出してしまう場面など、2人の息の合ったテンポ感は観客を惹きつけて離しません。
ここで、ファンの記憶に深く刻まれているトイ・ストーリーのレックス名言集を振り返ってみましょう。
- 「僕の手がもっと長ければいいのに!」
自身の身体的特徴を嘆く、レックスの代名詞とも言えるアイコニックな嘆き。 - 「僕、誰かを怖がらせるなんて無理だよ。嫌われちゃうもん」
怪獣としての本分を果たせない優しさと気弱さが凝縮されたワンシーン。 - 「やったー!僕がザーグを倒したんだ!」
『トイ・ストーリー2』にて、偶然の産物ながら強敵をエレベーターの底へ突き落とした瞬間の無邪気な歓喜。