秋篠宮文仁親王のお人柄を理解するうえで欠かせないのが、毎年の誕生日に先立って行われる記者会見です。歴代の皇族のなかでも、文仁親王は極めて論理的で、形式にとらわれない率直な言葉選びをされることで知られています。
過去の記者会見録を精査すると、皇室のあり方や公私の区分、さらには宮内庁の情報発信の課題に至るまで、ご自身の問題意識を客観的な言葉で丁寧に提示されていることが分かります。一部の週刊誌やネットニュースでは言葉の一部のみが切り取られ、センセーショナルに報じられる傾向がありますが、実際の会見での語り口は極めて穏やかで、事実関係を正確に整理したうえでの慎重な発言に終始しています。
「公務は受け身のものである」という天皇陛下の理念を深く共有しつつも、社会の変化に対応した柔軟な皇室のあり方を模索する姿勢は、多くの皇室記者や識者からも「極めて近代的で科学者らしい誠実さの表れ」と評価されています。