購入検討者が最も気にかける懸念事項が、「メイクの上から本当にヨレないのか」という疑問です。X(旧Twitter)やInstagramのリアルな投稿を分析すると、「メイクの上から塗ったらベースメイクがごっそり剥げた」「毛穴落ちして悲惨なことになった」という失敗談が後を絶ちません。この現象の構造的要因は、スティックの「油分設計」と「塗布時の摩擦圧」の2点に集約されます。
スティック製剤は形状を維持するため、ワックスや固形オイル成分を高濃度に配合しています。皮脂やリキッドファンデーションと油分同士が馴染む性質を持つため、横方向に強く擦るように滑らせると、ファンデーションの被膜を削り取ってしまいます。検証の結果、メイクの上から崩れないための条件は極めてシンプルです。
第1に、余分な皮脂をあらかじめティッシュオフすること。第2に、スティックを横に滑らせるのではなく、「ポンポンと垂直にスタンプを押すように置く」塗り直しテクニックを実践することです。さらに、シリカなどの皮脂吸着パウダーが配合された処方を選べば、テカリを抑えて逆にメイク持ちを底上げするプライマーのような働きすら期待できます。