新潟市中央区の都市構造を読み解く上で欠かせないのが、信濃川を挟んで対峙する万代エリアと古町エリアのダイナミズムです。
信濃川右岸に位置する新潟市中央区の万代エリアは、若者カルチャーと大型商業施設がひしめく商業の核です。万代シテイバスセンターを中心に、レインボータワー跡地の広場空間や商業ビルのリニューアルが定着。休日はショッピングやイベントを楽しむファミリー層や若年層で溢れ、活気ある都市景観を形成しています。信濃川やすらぎ堤へとシームレスにつながる水辺空間は、都市にいながらオープンエアの心地よさを享受できる希有な環境です。
一方、信濃川左岸の新潟市中央区の古町における現状は、かつての花街・商業地からの「質的転換」が進んでいます。大型百貨店の撤退などを経て一時期の衰退が懸念されたものの、現在はNEXT21(中央区役所が入居)を中心とした行政・文化機能の集約に加え、町屋を改装したクラフトビールパブ、個性的なセレクトショップ、シェアオフィスが点在する「大人のカルチャー街」として独自の再生を果たしています。歴史的な建造物や柳並木が残る落ち着いた佇まいは、感度の高いクリエイターやシニア富裕層から再評価されています。