モデルとしての絶頂期を経て、彼女は1993年頃から本格的に俳優業へと舵を切る。多くのモデル出身者が演技の壁にぶつかる中、西田はその高い表現力で異彩を放った。その決定打となったのが、1997年公開の矢口史靖監督による映画『ひみつの花園』だ。
お金に取り憑かれた不器用なヒロインをコミカルかつ愛らしく演じきり、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。この作品で彼女は、「ただ綺麗なモデル」から「演技のできる個性派俳優」へと、世間の評価を完全に変えてみせた。シリアスからコメディまでこなす柔軟性は、この頃すでに完成しつつあったと言える。