上弦の壱・黒死牟は、絶対的な悪でありながら、誰よりも弱く脆い「人間の心」を抱え続けたキャラクターでした。400年もの間、鬼の頂点として君臨しながらも、彼の魂はあの日、縁壱の才能に打ちのめされた戦国時代の庭先から一歩も前に進めていなかったのです。
炭治郎や柱たちが「想いを繋ぐ」ことで有限の命を燃やし、奇跡を起こしていったのに対し、己の命と技の不滅だけに執着した黒死牟は、最期に何も遺すことができず消えていきました。しかし、彼が最期まで手放せなかった弟の笛は、どれほど鬼に身をやつしても消し去ることのできなかった「家族の絆」を雄弁に物語っています。
『鬼滅の刃』無限城編を観る際は、圧倒的な戦闘シーンの迫力とともに、この哀しき兄弟の400年にわたる愛憎の結末にぜひ注目してください。 (出典: 鬼 滅 の 刃 黒 死 牟(Yahoo!ニュース))
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