Q1:親や親戚にALSを発症した人がいません。それでも発症する可能性はありますか?
A1:はい。ALS患者全体の約90%〜95%は、血縁者に患者がいない「孤発性ALS」です。親族に発症者がいないこと自体は珍しいことではありませんが、病気自体の発症率は10万人に数人程度と極めて低いため、漠然とした発症リスクを過度に恐れる必要はありません。
Q2:まぶたや手足が毎日のようにピクピク動きます。初期症状ではないか心配です。
A2:ピクつき(線維束性収縮)だけで筋力低下や筋肉の萎縮(やせ)が伴っていない場合、ストレスや睡眠不足、疲労による「良性線維束性収縮症候群(BFS)」の可能性が極めて高いと考えられます。まずは休息を取り、カフェインを控えて様子を見てください。筋力低下を伴う場合は専門医を受診しましょう。
Q3:何科の病院に行けばALSの正確な検査が受けられますか?
A3:「脳神経内科(神経内科)」を受診してください。「心療内科」や「神経科(精神科)」、「整形外科」では針筋電図検査などの確定診断設備が整っていないことが多いため、日本神経学会認定の専門医が在籍する総合病院や大学病院の受診を推奨します。紹介状がない場合は、まず地域の一般内科やかかりつけ医に相談して紹介を受けるのがスムーズです。
Q4:日常生活でALSを予防する方法はありますか?
A4:現在の医学において、確立された特定のALS予防法は存在しません。ただし、一般的な神経変性疾患の予防や健康維持の観点から、禁煙、抗酸化物質を含むバランスの良い食事、十分な睡眠、過度な頭部外傷の回避などが推奨されます。